◆マンネリからの脱出
前回に引き続き、今回も作曲講座からの引用になりますが、
今回は、曲作りをする上で誰もが気に掛かる、「マンネリ」のお話し。
作る曲作る曲、どうも同じような曲になってしまうという悩みを持ったことはありませんか?
実は以前、メルマガ読者の方から
「どうすれば、マンネリから脱出出来ますか?」という質問を頂いた事があるんです。
その時に答えた内容を、作曲講座の中でも紹介したのですが
こちらでもシェアします。
以下が抜粋になります。
「
今日メルマガの読者の方から
「作る曲がどうしてマンネリです、どうすればマンネリから脱出できますか?」
という質問のメールをいただきました。
そこで、ここでも関係ある話なんで、僕が返答したメールの内容を紹介しておきます。
以下メールの抜粋です。
「マンネリからの脱出ですか。
これは、ある意味ミュージシャンの永遠のテーマですね(笑)
僕自身もやはり悩むところでもあります。
ハードロックとコアを足したような音楽を作られているという事ですが、
すいません、僕自身がコアというものを理解していないために(汗)、
そういったジャンルに関わらずと言う視点でのお話をさせていただきますね。
Kさんがどんな方法で作曲をされているか判らない無いんですが、
「ここ一年やっと単音のメロディーを上乗せしたりと幅が出て来たかなと思ってますが」
の言葉からするとコード進行やリフを考えてからメロディーを乗せると言うやり方でしょうか?
ギターで曲を作っている?のかなという気がしましたが、どうでしょうか。
マンネリ打破する一番手っ取り早い方法は、作る楽器を変えてみる、という方法があります。
ギターリストなら鍵盤で作ってみる。もしくはベースフレーズから作ってみる。
という感じですね。
楽器が変わると驚くほどできる曲は変わります。
これが一番手っ取り早い方法ですね。
もしくは作る順番を変えてみる。
まず、リズムから考え、その次にベースを考える。
その上でギターやキーボードなどの上物を考える、
これは僕の作曲法ですが、この方法確かにバリエーションを作りやすいです。
マンネリの問題とある意味近い問題でもあるんですが
個性をどう考えるか、どう個性を作るか、
というミュージシャンにとっては重大なことがありますが、
自分にとってのスタイル、自分にとっての個性がはっきりとしていたら
それは少々マンネリでもかまわない、という事にもなるんですが
僕はその自分にとってのスタイルを、上記のリズムから考えるという方法で得ました。
実は僕の曲、ドラムが入っていないものが多いんです。
パーカッションしか入れていないものが多い。
それは最初に決めたパーカッションの音を大事にしたいからでもあるんですが
そういったアレンジが自分らしさを作り、マンネリも回避してくれていると思います。
そう考えると僕個人の一番のマンネリの回避方法はアレンジに尽きる、
ということかもしれません
僕は曲のアレンジを考えているときが作曲の行程の中で一番好きなんですが
アレンジでマンネリにならないように自然に注意していると思います。
で、それはやはりいろんな曲をコピーしたりしていた経験が役立っていると思うのです。
それと、僕はギターリストからシンガーに転向したこともあり、
20歳ころの時とだいぶ音楽の嗜好が変わりました。いろんな音楽を聴く、
というのが何よりの解決法かもしれませんね。
>もし参考になるような曲の展開がうまいバンドがあるなら教えてもらえませんか?
これは難しいですね(汗)
ちょっとたくさんありすぎるような気がしますが(笑)
例えばアレンジやコード進行なんていう面で考えたらビートルズは抜きに出来ないでしょうし。
僕は決してビートルズ世代ではありませんが
(ある意味、今の若い人たちよりビートルズを一番聞いていない世代です。)
それでもアレンジ、コード進行の面でこれほど参考になるバンドはないでしょう。特に中期以降で。
普段からジャンルに拘らずラジオや有線などで流れる音で、「お!かっこいい!」と感じる音には
常に敏感にしておく、そういうことも大事です。
それと、アレンジに凝るのではなく逆に、とにかくシンプルになるように心がけています。
自宅で作業していると必ずと言っていいほど、オーバーアレンジというか
音を過剰に増やしてしまう傾向になりますので、音は極力減らす、
実はコード進行に関しても極力シンプルにする、それが僕の考え方です。
その後、この読者の方から返事を頂き、更に思いついたことがありましたので
付け加えてお返事させていただきました。
「曲を作るときのきっかけをどこから得るか?ということも重要だと思います。
曲を思いつくためのきっかけ、触媒と言ってもいいと思いますが
僕はその触媒を音から得ることが多いんです。
楽器の音、フレーズ、他人が作った曲、こういったものにインスパイアされます。
また、音に限らず、素晴らしい景色や体験、悲しみや喜びなどの感情、
いい映画や本、小説などからの感動、
とにかく曲を作るためにはなんらかの触媒が必要で、それによって出来上がるものが違うと考えます。
ちなみに他人の曲を触媒にするときには、アレンジやコード進行等をまねるのではなく
その曲のイメージにインスパイアされたりするわけで、出来上がったものはまったく違うものに
なるわけですが。
だから何から刺激を受けるか、何にインスパイアされるか、何を触媒にするかでも
マンネリからの脱却につながります。
先ほどリズムから作ることが多いといったのはリズムのビート感にインスパイアされるからなんです。
だから例えばですが、お気に入りの映画に自分がテーマ曲をつけるならどんな曲になるだろうか?とか
好きな小説にBGMをつけるとしたらどんなものになるだろうか?とか、素晴らしい絵や景色、
これに音をつけるとどんなものになるだろうか?とか、
触媒になりえるものを色々変えて試してみてはいかがでしょうか?
」
と、ここまでです。
結構長くなってしまいましたね(笑)
このお話は、実はマンネリということだけでなく
「オリジナリティ」を創り出す、
ということにも、大きく関係します。
特にアマチュアの創る音楽というのは、
「誰々風」とか言われがちですし、
作る曲が憧れのミュージシャンに酷似してしまうケースも少なくありません。
個性、オリジナリティ、それを創り出すイメージ力。
自分なりの持ち味を創り、そして磨く。
その上でもこのお話しは参考になるんじゃないでしょうか。
読者様とのメールのやりとりももっと紹介したいと思いながら、
その時に書きたいことがあると、つい紹介が遅れそのままになってしまうことが多いです(汗)
これからはもっと紹介していきますね。
