2007年10月アーカイブ


◆リズムは創る?

歌をうたう人、歌がうまくなりたい人、

そういう人たちの悩みのひとつに「リズム感」というものがあります。

今日は、そんな「歌のリズム感」についてのお話。

でも例の如く、天邪鬼な僕の逆説的な表現での話し(笑)

例えばリズム感というと、まず正確にリズムを刻む
というところを意識するところからはじめると思います。

常に頭の中で、「ワン、ツー、スリー、フォー」と意識しながら
曲を追っていく、
最初はそんな感じでしょうか?

たぶん、ヴォイストレーナーの先生方も
正確にリズムを刻む練習をさせると思います。
確かにそれは重要なことなんですが、

実は実際の歌の中には正確なリズム感だけでは通用しない、
歯が立たない曲、
そんな曲が存在します。

また、自分らしさや、個性、
自分なりの表現をする上で、正確なリズム感だけでは
創り出せない、生み出せない、
そんなことが出てきます。

例えば「スローブルース」

言葉だけでは判りにくいんで実際に曲を聴いてみて下さい。

B. B. King - How Blue Can You Get
映画「ブルースブラザース2000」より
http://jp.youtube.com/watch?v=--QTYd2i8c4

この曲、スローブルースの名曲中の名曲、
実は僕も昔よく歌っていました(笑)

この曲の歌の最初の入りの部分

「I've been down hearted baby ever since the day we met
 I've been down hearted baby ever since the day we met」の部分、

非常にシンプルな歌詞とリズムなんですが
これを正確なリズム感ということを意識して歌うと
まず、うまく歌えません。

正確なリズム感ということを意識して歌うと、
とてもBB Kingのような歌にはならないんです。

また、BB King自身は歌うたびにこの歌の入る部分のタイミングが変わります。

その日の気分で(笑)歌うタイミングが変化するんですね。

正確にリズムを数えながら歌えるかやってみてください。
やればやるほど頭を抱えていくと思いますよ(笑)

じゃあ、どうするか?
こういう場合の曲は自分でビート、リズムを創り出して行かなければいけません。
どこで、歌いだすか自分なりのビート感を持っていないといけないんです。

BB Kingの歌に引っ張られたらまずうまく歌えない、
たぶん中途半端になると思います。

こういうのはブルース曲の典型なんですが
とてもゆっくりとしていて、詞(歌)をはめ込むスペースが広大なときには
正確さよりも、イマジネーションする力が重要になるんです。

キースリチャーズが
「静寂こそ、ミュージシャンにとっての最大のキャンパスだ」
と、言ったことと同じように、

広大なスペースに、自分なりの歌をはめ込む作業というのは
正確なリズム感より、イメージ力が重要になるんです。

まさしく広大な真っ白のキャンパスに自分の音を描くかの如くの
イメージ力が。

さらにゆっくりな曲じゃなくてもこれは当てはまります。

詞の譜割りとも関わってくるんですが、
自分なりの、単語をリズムに乗せるタイミング、
というものを、いいシンガーは持っています。

すいません、これは言葉でうまく説明できないんですが
例えば、映画「ドリームガールズ」の中で
ビヨンセ?でしたっけ。
彼女が歌うシーンで、所々引っ掛けて、というか引っ張って歌うところが
凄く気になったんですが、
普通なら、ちょっとしないタイミングで歌うところが2箇所か3箇所かあって。

最初、間違ったのかなあ?って(笑)
そんなことありえないんですけどね。

でも、1回だけじゃなかったんで、ああ、そういう歌い方なんだあ、と判ったんですけど
たぶん、日本人があれをやったら注意されるんじゃないかなあ。
と、思ったほどなんですが。

それでも、
歌うタイミングやビート感で、本当に個性が出るなあと感じたんです。

正確なリズム感は大切なことです。
でも、リズムに関してはそれで終わっては絶対にいけません。

リズム、ビートを創る、
そういう意識を持つべきです。

もう少し、ビートについて続けたいと思いますんで
次回もその話を(たぶん(汗))


PS

今日紹介した曲、
B. B. King - How Blue Can You Getですが、大好きな曲です。

また、それ以上に僕にとっては意味のある曲、
ブルースを歌うことに少し自信を持たせてくれた曲なんです。

5年ほど前に、僕はテッドウィリアムスというブルースシンガーの
前座をさせていただいたことがあります。

テッドウィリアムスという方は、
そんなに有名なブルースミュージシャンではありませんが、
デトロイトブルースの帝王と言われたジョン・リー・フッカーのいとこで
もう50年以上をブルースの世界で生きている方。

日本人の著名人がいくらブルースのことを語っても
とてもかなわない存在感、価値を持っている人です。

そんな人の前座でHow Blue Can You Getを歌うなんて
無謀としか言いようが無いんですが(汗)

でも、テッドは僕の歌うHow Blue Can You Getをえらく気に入ってくれ
ライブ後に僕がサインを求めると(着ていた白いYシャツの背中に書いてもらったんです)
サインとともに「Good Blues!」と書いてくれたんです。
そしてそのサインをテッドのバンドのメンバーに見せびらかすようにして。

それが僕の少しばかりの自信の素になりました。

テッドの曲はこちらで聴けます。
http://floydlee.com/store.htm青字の曲が視聴可能です。

オフィシャルはこちら
http://www.floydlee.org/左下のJapaneseから日本語ページに飛びます。

ぜひ聴いてみて下さい。


さて、ちょっとしばらく「歌」に関する話題を取り上げようかと思います。

というのも、前回の「リスナーを育てる」に関連していて
現在、カラオケのことをいろいろ考えたり、調べたりしています。

で、たぶんしばらくの間、僕の意識が「歌」の方向に向いていると思いますんで
どうしてもその話が多くなるだろう、ということで(笑)

そこで、今回ちょっとヴォイストレーニングに関して考えて見ます。
というのいも、カラオケのことを調べている時に面白いことに気がついたんです。

それは図書館に行った時のこと。

僕は、月に1度か2度ほど、図書館に行って本を借りるのですが
先日、図書館に行ったついでにカラオケに関する本を見てみようと思って
探してみたんです。

端末で検索したら10冊以上カラオケノウハウ本みたいなのがあって
そのコーナーに行ってみたら・・・。

なんと全部貸し出し中なんです!

同じコーナーの結構著名なヴォイストレーナー方の本とか
本格的な歌の本は一切手付かずなのにもかかわらず
カラオケの本は全て貸し出し中なんです。

なんか驚いてしまいました。

何に驚いたか?

歌がうまくなりたいと思っている人がそんなに多いのか、
と、思ったことがひとつ。

もうひとつは、本当にうまくなりたいのならカラオケの本など借りず
ヴォイストレーニングの本を借りそうなもんなのに、そうではなかったということ。

バンドをやっているミュージシャンなら、カラオケ本は選ばないかもしれませんが、
普通の歌がうまくなりたいと思う人は難しそうな本を選んでいないんですね。

僕なんかだったら、やはりヴォーカル向けの本を選んでいます。
別にどちらが優れた本だ、なんていうことじゃなく
専門的な本のほうが効果ありそうじゃないですか(笑)

でも実際に貸し出されているのはカラオケの本なんです。

で、もう一箇所、別の図書館にも行ってみたんですが
まったく同じ傾向でした。

要するに、歌のうまくなりたい人って、
難しい理論や、訳のわからない(判りにくい)
トレーニングって興味を持っていないんだなあと思ったんです。

ああ、でもこれは僕も一緒ですけどね(笑)

ヴォイストレーニングの理論や、正しいエクササイズは
歌をうまくなる上で間違いなく効果があります。
大切なことだと、僕も感じます。

でも、所謂、ヴォイトレの先生が言っていることと
実際の現状を考えると、少し矛盾も感じるんです。

どんな矛盾かというと・・・。

声の重要性と、歌や音楽としての重要性のバランスが
取れていないのではないか、ということ。

例えば役者さん。
舞台をメインに活動している役者さん。

そんな役者さんを集めたら、
ほぼ間違いなくシンガーよりヴォイストレーニングをやっています。

マイクを使わない舞台演劇において発声というのは命綱です。
客席に声が届かなかったら、演技もくそもないわけです。
だから、舞台役者は徹底して発声練習しています。

そこら辺の自称ロックヴォーカリストなんか足元にも及ばない声量を持っています。

でも、役者はそこがスタートで、
ただ単に発声がしっかりとしていればいい役者か?といえば
まったく違って、役者としての能力はまったく別のところで評価されます。

演技としての、技量、役の理解度、オリジナリティ、
クリエイティブな表現、

要するに、役者の世界もイメージ力が勝負な訳です。

声がある程度ちゃんとしていることが大前提で、
評価されるのは発声という要素ではなく
それとは別の「イメージ力」なわけです。

これは、本当に当たり前の話で、よく理解できると思います。

じゃあ、音楽の世界ではどうでしょうか?

実は、音楽の世界でもまったく一緒です。

ある程度のヴォイストレーニング、ある程度の発声法、
こういうのは確かに基礎として大事です。
当たり前です。シンガーは声を使うのだから。

でも、歌をうまくなりたいという人、
いい歌をうたいたいという人、
そして、歌うことを指導している人、

ちょっとヴォイストレーニングに偏りすぎていないですか?

発声の仕方、声帯の使い方、体の使い方、
そういうことに偏りすぎていないですか?

発声は本当に大事です。
(こう言いながらも、僕自身は発声に対する基準点はかなり厳しいほうです。)

でも、歌の先生には、声を教えるだけでなくちゃんと音楽を教えて欲しい、

イメージすることの重要性をもっともっと伝えて欲しい、そう思うんです。

先ほどの役者の話に戻れば、発声がちゃんとしていてるだけでは
役者ですらないんです。

シンガーもそうでしょう。
発声がちゃんとしていても、それだけではシンガーですらありません。
(まあ、実際にはプロの歌の世界で発声が凄ければ仕事はあるでしょうが)
でも、それだけではいいシンガーとは少なくても僕は認めません。

例えば、ジョーコッカー。

かなりだみ声で、がなり立てるシンガー。
誰もが認めるシンガーでありながら、アメリカでは
悪い歌い方の見本のような扱いらしいです。

「そんな歌い方してると、ジョーコッカーのようになっちゃうよ!!」

これは、とある日本のプロミュージシャンが
アメリカでヴォイストレーニングを受けたときに言われたそうです。

もちろんジョーク交じりの話しだとは思いますが
たしかに、ジョーコッカーはのどに悪い発声を、
特に若いときにしています。

でも、ジョーコッカーは紛れもなく
数少ない「ザ・ヴォーカリスト」です。
誰にも真似できない表現で、誰にもまねできない歌をうたいます。

こちらを参考に
Joe Cocker - With a Little Help From My Friends (Woodstock)
http://jp.youtube.com/watch?v=6FMq0iDX1yE

例えば、アレサフランクリン。

もちろん発声も素晴らしい!
でも、アレサがヴォイストレーニングしているとはとても思えません。

Aretha Franklin & the Blues Brothers - Think
http://jp.youtube.com/watch?v=QVImeWXWck0

ヴォイストレーニングが大事なことは本当に認めます。

それが判っていても、でもあえて言います。
声量や声のパワー、そして発声、
それを誰よりも気にするからこそあえて言います。

それだけでは駄目だと。
それだけではまったく駄目なんだと。

僕らがやっているのは「音楽」なんだと。

先ほど言った、
「声の重要性と、歌や音楽としての重要性のバランス」

これを考えて指導しているだろうなあ、と思わせるヴォイトレの先生も
何人かいます。

でも、たぶんそれはほんの一部。

そう感じると、何かいい方法はないだろうか?
なにか、歌が上手くなりたい人のための、現実的なノウハウ、
そんなものが提供できないだろうか?
なんて事を考える今日この頃なのです。


PS

本当はこういう問題以前に、けっこう大事な問題があって・・・。

シンガーって本当に練習しない人、練習が足りない人、
こういう人が多いです。

例えば、たった一年でもいいから、私は毎日2時間歌いました、
こういうことを言える人にはめったに会えません。

2時間のライブをちゃんとこなせるための練習、
それを想定して、アマチュアだけれどもやってみる。
そういう人にはめったに会いません。

結局、殆どのシンガーが、ヴォイトレもなにも歌う時間が足りなさ過ぎるんです。

うまく歌うための方法、高い声を出すための方法、
3オクターブの声を出す方法、
そんな方法だけを探していたりするんです。

でも、そんな方法論だけで上手くなれるようなものは、結局どこにもないんです。

なぜ、ヴォイストレーナーの先生は、
「高い声なんか必要ないんです。」
「3オクターブの声域なんて必要ないんです。」
と、本当のことを言わないんだろう?

逆に、
「3日で高い声が出るようになります!」
とか商売するし(汗)

まあ、しょうがないことなんでしょうけどね。


今日は100号です。

で、前にお話しした新しいレポート、
「ミュージシャンの為のメルマガ発行ガイド」ですが

自分的には順調に書き進めています(笑)が、
もう少しお待ちください。

ただ、希望者の募集をかけたら例のごとく数は少なかったんですが(汗)
でもいつもとは違う方から、特にがんばって活動中の方から声が届き、
とても嬉しかったです。


なんと、ニューヨーク、アポロシアターで喝采を浴びた中川さん、
テキサス州はオースティンで音楽活動をされ、入魂のアルバムを作り上げたAriさん、
いつもたくさんの刺激と勇気をくれるじゅうべえさん、
そして、誰よりも前向きな行動力を持っているEmaさん、

本当にありがとう。

また、他にも今までメールを送ってくれたあなた、本当にありがとう。
例えメールを出さなくても
僕のメルマガを読んでくれる、楽しみにしてくれる、そんなあなた

本当にありがとう。

僕は、これからも伝えたいことがある限り、
発信したい気持ちが続く限り、このメルマガを続けます。


◆リスナーを育てる

本当は、100号記念なんで僕の大好きなブルーズの話しをします、と
前回言ったんですが、100号記念で自己満足の話しをしてもしょうがないし(汗)

今日、ある出会いから急に思い立った大事なこと、
前回のメルマガにそのヒントを自分でも知らずになぜか書いていたんですが
結構大事なことなんで、それをお話しします。

前回のメルマガで、
「リスナーを育ててこなかった音楽業界関係者」
なんていう事を言いました。

まあ、ちょっと熱くなって勢いで言ってしまったんですが、

じゃあ、自分はどうか、と。

「お前だってやってねえじゃん!」

そう思ったんです。

例えば、このメルマガを発行した理由の中のひとつに
僕の音源を聴いて欲しい、という気持ちは当然あるわけです。

でも、発行当時、
僕の音楽に興味を持ってくれるのは、音楽をやっている人、
そのほうが可能性が高い、というような考えを持っていたと思います。

だから、「インディーズミュージシャンの為の音楽配信講座」
となったんだろうと。

楽器をやっている、バンドをやっている、
そういう人のほうが、僕の音楽も、また話も理解してもらえる、
そう思ったわけです。

結果的には僕が考えていた以上に幅広く読者は集まり、
楽器やバンド、曲作りをしたことない、という人から
本格的に音楽活動をしている、という人まであつまり、
嬉しい誤算でもあったわけですが。

だけれども、考えてみればリスナー対象の話しをしていないわけです。
ミュージシャンに向けた話し、そればかりですね。

このメルマガ、本当に好き勝手にしゃべらせていただいています(笑)

書くことに困ることはほとんど無く、
いつも思いついたことをそのまま書いています。

何か困れば必ずマインドマップを書く僕がまったくそんな必要が無く
お話しさせていただいています。

本当に嬉しいメルマガです(笑)

でも、それだけじゃいけないんじゃないか、
リスナーに向けた話しをする場所を作らなければいけないんじゃないか?
ふと、そう思いました。

今日、ある人からカラオケのノウハウが聞きたい、というような話が出ました。
(メルマガ読者の方ではないです。)

そうなんですよね、リスナーの方は、また、違うことを求めています。
僕の普段話していることとは違うことを求めています。

自分のファンは自分で作る、
ネットで活動するにはそれが大切で、
しかも、ネットの活動ではそれが出来る。

そう、僕は言い続けてきました。

でも、ちゃんとリスナーを育てる行動をしてこなかった。

ミュージシャン=リスナーになり得る、とごまかし
純粋にリスナーと呼ばれる人の層に手をつけようとしなかった。

そう思ったんです。

「お前だってやってねえじゃん!」

そこに気がついたんです。

リスナーを育てるなんていうと、すごく大げさに感じるかもしれませんが
要するに、自分のファンは自分で作る、
ということと同じで、自分のリスナーは自分で育てる、
そういうことなんです。

3000人のリスナーを持っていたら3000人のリスナーを育てる、

いや、もっと云えば3000人のリスナーになり得る人を集め、
自分のリスナーになってくれるために育てていく、
そういうことですね。

で、何が言いたいかというと
多分新しいメルマガ出します。

いや、メルマガになるか、30日くらいのステップメールにするか
まだ判りません。

例えば、カラオケに関することとか、
とにかく判りやすい話しから始めて行こうと思います。

ああ、たぶん、ここで募集とかしないですけどね(笑)
このメルマガを読んでくれている人には必要ないものだと思うから。

これも以前話しをしていて、そのときは全くそんなつもりじゃなかったんですけど
学校の音楽の授業の事に関して、以前こんなことを言いました。

「カラオケから始めたっていいんですよ。
難しいことなんていらない。楽譜なんか要らないんです。
ギターを必修科目にして(笑)フォークでもなんでも弾かせる。」

これに近いことを自分のリスナーになり得る人にして行こう、と。
本当に、音楽は楽しいことなんだという話をしていこうと。

今日、そんなことを思ったんです。

まだ思いつきの範疇ですがそんなことを今、考えています。

で、思い付きでありながらもかなり重要な意味を持つ、
そんな予感がします。

だってミュージシャンて、皆そうです。
こだわりを持っているが故に
「俺の音楽はわかる人だけが判ればいいや!」
みんなそう言うんです。
本心じゃないとしても、皆、そう言うんです。

でも、やっぱり、ミュージシャンはリスナーに支えられています。

聴いてくれる人がいるからこその、自分の音楽。
応えてくれる人がいるからこその自分の音楽、であるわけです。

だからこそ、純粋なリスナーを作り、育てる。

これは本当に大事ですね。

ちょっとどうすればいいか本気で考えています。

PS

例えば世界に拡がる日本の「カラオケ」ですが(笑)。

現在、普通の人が一番音楽に接するところでもありますよね。

しかも、僕が考えるいくつかのメジャーミュージシャンは
カラオケの存在のおかげでビッグになっただろうなと思う人がいます。

カラオケで、本当に歌いやすく、しかもかっこよく
さらに、すごく共感を感じ、また他の人間に受ける(笑)
まさにカラオケのためにあるような曲。

そんな曲を出している人がヒットチャートに上ることが、ままあります。


例えば昔のイエモンとか。

イエローモンキーってカラオケが無かったら、また違ったかもしれない
そう思います。

ちょっと挑発的なタイトルですが(笑)

実は昔、こんな事言われましたねえ。

僕らの20代前半、就職しだしたときに、
僕らは「新人類」なんて社会から言われていました。

その「新人類」と言われた僕らがもう42歳ですから、
確かにおかしな社会になっているのかもしれませんね(笑)

まあ、社会のことは置いておいて、音楽の話です。

僕が20代前半の頃、
「最近の若いやつはエイトビートひとつまともに出来やしねえ!」
なんて言われました。

いや、言われたというのは正しくなくて、
実はこれ、CharのフリースピリッツというライブアルバムがCD化された時に
プロモーションの一端で著名なギターリストの誰かが言っていたんです。

要するに、
「エイトビートひとつまともに出来ない今の若いやつは、絶対聴けよ!」
見たいなニュアンスでのプロモーションですね。

でもたしかに、当時20代前半の僕はその言葉の意味が判らなかった。

「エイトビートひとつまともに出来ない」
この意味がわかりませんでした。


うまい、とか、下手、とか
そういうことと違う、エイトビートがちゃんと出来ていない。

判らなかったですね。

ちなみにそのCharのアルバム自体は中学生の頃から、嫌ってほど聴いていたんですけど(汗)

アナログ音源は僕が15歳のときに、確か限定2000枚で発売され、
僕は友人からテープに録音してもらい、本当によく聴きました。
でも、判らなかった。

だけど、当然それを引きずって音楽していたわけではないんで
自分の中でも「ふ〜ん」ていう感じだったと思うんですよ。

でも、ある年齢になると、というか、ある時に急にそのことを思い出しました。

「あ!、あの時いわれたことと、同じことを自分も感じている」と。

エイトビート然り、シャッフル然り、

確かに違う、まともに出来ていない、と。

僕がよく、リズム感じゃなくてビート感なんだ、という話しは
そこに関係しています。

うねるようなビート感、
弾けるようなビート感、
生々しく感じるビート感、

結局は全て同じこと。
ビートが大切なんだ、と。


いや、実は年齢なんか関係ないんですけどね(笑)

僕がそれを感じられるようになったのが30代後半だったということ。
若くてもしっかりとそれを持っている人もいます。


いやー、本当に音楽ってビートですよ。

ギターリストで左手ばかり気にしている人、
ヴォーカリストで、こぶしや音程ばかり気にしている人、
ベーシストで音の数ばかり考えている人
ドラマーでパワーばかり考えている人、

そして、
自分を、より、うまく見せようとばかり考えている人、


まずは、ビートを考えましょう。

どうすればうねることが出来るか考えましょう。
うねる、って何か考えましょう。
弾けるってなにか、見つめなおしてみましょう。
観客は何に反応してくれるか、何に感動してくれるか、もう一度根本から考えて見ましょう。

たぶん、そこに
いいビートの答えがあるはずです。

と、なんか取りとめも無い話しですが(汗)

今日はここまでとしておきましょう。

次号でいよいよ100号ですね。

よくよく考えてみたら、なぜかメルマガ内で不思議なほど
ブルースに関してお話ししていないです。

リアルの自分からするとちょっと意外なほどブルースについて触れてないですね。

せっかくの100号なんで次回はブルースの話します。

いや、ちょっと気合入れてブルーズにしましょう。
「ス」じゃなくて「ズ」の話し。

拘りのブルーズ。

そんなスタンスでのお話です。


PS

全てがそうだとは言いませんが、
いい音楽の条件って、実は驚くほどシンプルです。

少なくても僕はそう思います。

で、その中でもビートの重要性、魅力、
これは絶対抜きには語れない。

そう思うんです。

技術だけでも、パワーだけでも駄目。

ビートのひとつの尺をどれだけ無限に感じ、
それをバンド全体で合わせ、表現できるか。

それが全て。

そう思うんです。


PPS

実は、来年の頭にアンジーが九州にツアーに来るらしいです。

でも、なぜか我が大分県が入っていない!?

どうなってるんでしょうかね?

やっぱりあれは一度は生で見るべきでしょう。

そんな期待を持っているんですよね。

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