何回か作詞講座をしてきましたが、
今までは木で例えるなら
土であり、根であり、幹の部分。
今日は残った枝葉の部分、
そしてまとめとして
個性に関してをお話しして終わりにしたいと思います。
●サビの英語は必要か?
サビに英語を使うという手法。
大昔からあります。
何でサビに英語を使うようになったんでしょう?
これは歌謡曲が元祖ですか?
英語を使うようになった原因で考えられるのは
メロディに乗りやすいので、よりかっこよく聞こえるから
ハイカラ(ふ、古い!)な感じがするから
ちょっとキャッチーな感じになるから
ちょっと洋楽ぽく聴こえるから。
こんなことぐらいしか思いつきません。
あと、あえて言えば
上記のようなほうがより売れるから。
そんなことぐらいじゃないでしょうか。
日本語ではっきり言うと生々しくなりすぎるから
とか、そんなのもあるのかなあ。
ちょっと意味をぼかす理由で。
でもですね、僕がやってきた方法。
今までメルマガでお話してきた方法で行くと
英語のサビっていうのは考えられないんですよ。
何故なら、一番強いイメージをサビに持ってくるというのが基本だから。
もし、その英語のフレーズに
強いイメージを持っているのなら使ってもいいでしょうが
それ以外は日本語で勝負したほうがいいですよ。
そのほうが、聞き手に伝わります。
英語のサビに強いこだわりがあるなら止めません。
でも、英詞のサビを作ってる人にそこまでのこだわりは感じられませんけどね。
世界進出を狙っている人はもちろん全部英語で作ってください(笑)
ネイティブな人も当然そうですね。
基本的には英語を使うと意味がぼやける、ぼやけてしまう。
それを狙っているという事で無ければ使わないほうがいいと思います。
●洋楽ぽく聞かせる方法。
まあ、これは単なる手法ですから、
あんまりいい詞を作るということ関係ないんですが、
今日は枝葉の話なんでしておきます。
前回の詞をメロディに乗せるという話にも一応つながるんですが、
どんな方法かというと
フレーズの始まりを小節の1拍目に持ってくるんじゃなく
前の小節の4拍目、若しくは4拍半から入るようにします。
前の小節に少し食って(早く)歌のフレーズが入る感じ。
この言い方でわかりますか?
これを要所要所で意識すると洋楽ぽさが出てきます。
ちょっと余談ですが3年位前に企画バンドで
世良正則&ツイストをやったんですよ。
どれも中学のときに良く歌った曲でとても懐かしく、とても楽しかったんですが
久しぶりに歌ってみると
どの曲もちょっとおかしいほど
歌は1拍目にアクセントの来る曲ばかりなんですよ。
まさしく日本の演歌や歌謡曲と同じなんです。
カラオケで歌う機会があったら確認してみてください。
必ず1拍めにアクセント来ています。
和太鼓を叩くような感じなんです。
これは、ツイストだけじゃなく
多くの日本の曲がそういう感じになっています。
演奏は2拍4拍にビートがあっても、歌は1拍にアクセント。
そんな曲が多いです。
これを回避する意味でも
前の小節に歌(メロディと詞)が食って入るというのが効果的です。
ただし、最初に言った様にあくまでもこれは手法です。
これをしたからといって、詞がよくなる訳じゃないです。
逆にメジャーや、所謂売れ線の曲って
こういう面ばかり意識しているかもしれないっす。
売れている曲を一所懸命分析するのは否定しませんが
そればかりやってると本末転倒なんで。
●再度、フレーズやボキャブラリーについて
この、フレーズやボキャブラリーで
どうしても作業が止まってしまうという人も多いと思うので
もう1度触れておきます。
個人的には一切こだわる必要は無いと思うんです。
普通の言葉、普通の表現を使っても
自分なりの個性は必ず作ることが出来るから。
ただ、詞で目立っている人たちの中で
ボキャブラリーを個性にしている人たちが目立っているので
つい、変わった言葉回しをしないと、いい詞にならないと思ってしまうのです。
普通でも全く問題ありません。
しかし、工夫する努力はしましょう。
例えば、あなたが好きな人に思いを告白するときに
どう伝えればいいか、一生懸命考えるはずです。
どうしゃべろうか?
いつ言おうか?
どこで告白しようか?
何かプレゼントしようか?
直接言おうか、電話か、手紙か?
こうやってリアルの世界なら思いが伝わるように工夫するわけです。
詞を作るときも全く一緒。
何を、誰に、どうやって伝えるか?
ここを、伝えるために工夫していく中で
自分なりのボキャブラリー、
自分なりのフレーズが必ず出来てきます。
いい言葉を使えないということに悩んでいる暇があるなら
とにかく工夫するほうに悩みましょう。
◆作詞講座、まとめとして
最後にまとめとして、
詞の個性とは?個性について触れておきます。
詞を作る上での個性を挙げておきます。
これと自分を照らし合わせてみるのもいいかもしれません。
1テーマ、題材
多くの人はラブソングをまず選んでしまいますが、
このテーマの選択で、面白い個性が出来てきます。
自然、社会、政治、倫理、歴史、哲学、未来、人物、愛、信仰、時代
現代ほど書くテーマに困らない時代はありません。
取り上げるテーマ、それこそがあなたの個性を創り出します。
2想い、表現
選んだテーマに対して自分はどう感じ、何を想うのか。
たとえば社会というものをテーマに選んだとしても
そこに出てくる想いは、千差万別、十人十色です。
その想いをどう表現するか、
その想いのどの部分を表現するか。
この表現というのは小手先の表現ではなく
根本的なものですね。
3フレーズボキャブラリー
上の1と2がそろって、
そのうえで初めてフレーズやボキャブラリーだと思います。
ここでも個性を出すことは出来ますね。
作詞における個性というのはこんなところでしょうか。
でも、音楽というものはこれから更に
メロディがあり、アレンジがあり、そして声、歌
これが合わさっていきます。
全てのものがあわさって、
詞、だけでは創り出せない強いものが生まれてくるんです。
いやー、音楽って本当に素晴らしいですね。
ということで、途中少し端折ってますが(汗)
作詞講座、一応ここまでとします。
まだまだ話足りないこと、
話し忘れたことがたくさんあると思いますが
それは号外等でまた出していきますね。
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