この作詞講座の中でも何度となくいっていますが
作詞は歌詞であり、
メロディやリズムとひとつでなくてはならない、
という話。
今日はこの辺のお話。
といっても実は結構難しい話なんですよね。
これは。
実は日本語というのは非常に
リズムやメロディに乗せにくい言語だなんていわれています。
日本語をメロディどうやったらかっこよく乗るか
これは30年も前から試行錯誤されているわけなんですが
確かな回答なんていうものは存在しません。
逆に最近ではあまりこだわらなくてもいいという風潮も感じますね。
僕自身も英語らしく乗せる必要は無いのかな、と思います。
例えばサザンのデビュー当時、
独特な方法でこの問題を乗り切りました。
日本語と似た発音の英単語に置き換え
その英語の発音で歌う、
という手法。
サザン以後けっこうこれをしているシンガーがいますね。
でも、これはあんまりまねしないほうがいいと思います。
これは桑田圭祐というシンガーがいてこそ成り立つ手法です。
(余談ですが、サザンのデビュー当時、宇崎竜堂が
「俺ははっきり日本語を発音しないシンガーは嫌いだ!」とか批判したそうな)
とにかく、たった1文字でも意味のある単語が存在する日本語というのは
言葉数、文字数でも少なくなってしまい、
言葉でリズム感を作りにくい、という問題があるわけです。
この言葉でリズム感を作っていくためには
基本は出来る限り、音数と文字数を合せるという事が大事になります。
音数と文字数というよりは
場合によっては1音に1単語、
無理の無い合せ方で、1音に1単語。
そのほうがリズム感が出やすいですね。
曲先での作詞、作曲を薦めるのも
最初にメロディがあると作る段階で字数を考えながら作れるからです。
より、詞と曲を合せやすくなるということですね。
詞先から曲先の曲作りに移り変わったので
日本語のポップス作りが良くなったという人もいます。
(まあ、これは歌謡曲の職業作詞家の話でしょうが)
日本語を曲に乗せる努力の成果というのは
実はロックの世界より
ヒップホップの世界の人のほうが
うまい言葉の使い方をしていると思います。
実にうまくリズムに日本語を乗せています。
韻の踏み方も実にうまい。
多少意味が通らなくても
むりこしゃりこ合せて、かっこいい使い方をします。
この辺はロックのミュージシャンも見習うべきかもしれませんね。
ただし、ヒップホップ、ラップというのはメロディがなく
リズムオンリーです。
制約が少ないその分リズムに乗りやすいのかもしれません。
そうそう、
ラップの話が出たんで余談ですが
詞だけで読むよりも、詞をメロディとともに歌うと
詞というもののその持つ意味を、
何倍にも高めてくれる。
メロディが詞を
増幅してくれると思うんです。
当然逆に、メロディだけでは判らない意味も
詞は解説してくれますが。
詞が歌詞になったときに、ほんの一言が何倍にも膨れ上がる。
これがラップのように
リズムだけの上に詞が乗ると
思ったほど内容が伝わらない、詞が強調されない
そんな気がします。
ラップの歌詞は結構強烈な言葉を多用しているものが多いです。
汚い言葉なら、本当に汚い言葉を、
綺麗な言葉なら、恥ずかしくて普通なら言えないぐらい綺麗な言葉を。
そういう言葉がワンポイントで使われるのではなく
1曲の中にかなり頻繁に使われます。
これは、メロディが無いために
それだけ使っても気にならない、
若しくはそれだけ強烈じゃないと聞いている側に伝わらないから、
だからじゃないでしょうか。
メロディにうまく乗ると、例えば
「俺の話を聞け、5分だけでもいい」
なんて、本当にシンプルな、本当に普通の言葉が
忘れられないほどの強烈な言葉として
焼きつきます。
だからメロディとリズム、そして歌詞
これがひとつになると大きいんですね。
ちょっととりとめも無い話ばかりになりました(汗)
もう1,2回やってとりあえず作詞講座を終わりにします。
補足は気が付いたときに追加でやっていきますんで
作詞講座が終わっても、質問やご意見いつでもお待ちしております。
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